研究テーマ
マルチスケール(空間:μm~km、時間:m秒~数10年)、マルチフィジックス(力学・物理・化学の複合問題)の現象を統合した数値解析モデルを開発し、解析・実験両面から材料-構造の連携と時間軸を考慮したコンクリート構造物の各種性能評価手法の確立を目指しています。
研究室独自に開発を進めている離散構造解析の3D-RBSM(Rigid Body Spring Model)によって,コンクリートのひび割れが関与する様々な現象の解明を行っています.
この他にも様々な新しい分野に挑戦しているので,是非ご連絡ください!!
中村光 教授
合理的で安全性の高いコンクリート構造物を社会に提供することを目標として,離散解析手法と構造実験を駆使した研究を行っています.地震のような過大な作用に対する安全性を高めるために,破壊メカニズムの解明や繊維補強コンクリートなどの新材料の活用の検討を行っています.また暗黙知とされてきた構造細目の革新を起こすことで生産性や性能向上につながる研究も行っています.一方,老朽化で安全性が低下しないように,鋼材腐食などの時間依存で劣化するコンクリート構造物の性能評価や,点検・診断・補修補強方法の検討を行っています.その成果として企業/研究機関との共同研究によるレーザーや電磁波レーダを使用した点検・診断手法が社会実装されつつあります.
主要なインフラ施設であるコンクリ-ト構造物を創り・維持することで,社会に貢献したいと思う方は是非連絡ください.
連絡先:nakamura.hikaru.s7(at)f.mail.nagoya-u.ac.jp


三浦泰人 准教授
離散解析手法と微細構造分析を駆使して,nm~mmの領域でセメント系材料の膨張現象や過酷環境下の挙動を評価しています.メゾレベルのひび割れとミクロスケール以下の水和組織の関係性を相互に評価することで,力学・物理・化学現象が複雑に絡み合った現象の解明,これまで可視化されなかった現象の発見,深海などの新たな居住空間の開発に向けた研究を行っています.
これらの研究を含めて,フランス,イギリスとの国際共同研究も行っているので,材料ー力学を関連付けるメカニズムベースの研究や海外展開にも興味のある方は是非ご連絡ください.
連絡先:t.miura(at)civil.nagoya-u.ac.jp